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【コントレイル世代】2021年注目の青鹿毛馬 5頭!競馬界を制覇する名馬となるか?

名馬

「最近の競馬界は、青鹿毛の馬が強い!!」と感じていませんか?

間違ってはいません。なぜなら2020年度のJRA平地GⅠレースで、「出現確率3%」と言われている青鹿毛馬が24レース中、7勝もしているのです。

「アーモンドアイの時代」「クリストフ・ルメールの時代」であったと同時に、2020年は「青鹿毛馬の時代」でもあったのではないでしょうか。

そして2021年、「青鹿毛最強世代」の名馬を中心に「青鹿毛最強時代」が築かれてしまうのではないか?と考えている競馬ファンも、いることでしょう。

今回の記事では2021年の競馬界を賑わせるであろう、「青鹿毛最強世代」の現役馬5頭をご紹介し、深掘りしていきます。

それでは私とともに、競馬界の未来を担う青鹿毛馬の強さに迫っていきましょう!!

2021年の主役?青鹿毛最強世代の現役馬、5頭!!

「青鹿毛最強世代」とは、2017年生まれの、いわゆる「コントレイル世代」のことです。今回の記事では「コントレイル世代には強い青鹿毛馬がたくさんいますよ!!」といった思いを込めて、「青鹿毛最強世代」とも書かせていただきました。

競馬ファンになりたての人からすれば、「コントレイル以外に青鹿毛の馬っていたっけ?」と思われるでしょう。しかし今回の記事を読んでくだされば、競馬の楽しみ方が、さらに広がります!!

青鹿毛最強世代を率いる三冠馬 コントレイル 

ディープインパクト
ロードクロサイト
馬主 ノースヒルズ→前田晋二
調教師 矢作芳人(栗東)
馬名意味 飛行機雲
2020年のGⅠ勝鞍 皐月賞 日本ダービー 菊花賞

2020年はアーモンドアイを中心に、牡馬より牝馬のほうが強い一年でした。

コントレイルが三冠を達成したときも「コントレイル以外の牡馬は強くない」「コントレイル世代は強くない」といった厳しめの評価が多く、2021年は苦戦するだろうと予想されました。

しかしコントレイルは2021年5月末日現在、3着内率100%を維持しています。東京、中山、阪神、京都、中京、どの競馬場も苦手としない抜群の安定感は、現役最強馬にふさわしい実力です。

コントレイルは2021年、有終の美を飾れるか?

コントレイルは誰もが認める三冠馬ですが、適正距離より長かった菊花賞は薄氷の戴冠でした。

2021年初戦の大阪杯でコントレイルは阪神競馬場の重馬場に苦しみ、3着。陣営は「コントレイルにロンシャン競馬場の緩い馬場は向かない」と判断し、凱旋門賞に挑戦しない方向を発表しました。

2021年、コントレイル陣営は日本国内の中長距離路線で頂点を目指し、有馬記念を最後に引退するプランを発表。予定通りなら「宝塚記念→天皇賞(秋)→ジャパンカップ→有馬記念」の定番ローテーションで、GⅠタイトル獲得を狙っていくことでしょう。

コントレイル世代の三冠牝馬も青鹿毛! デアリングタクト

エピファネイア
デアリングバード
馬主 (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
調教師 杉山晴紀(栗東)
馬名意味 大胆な戦法
2020年のGⅠ勝鞍 桜花賞 オークス 秋華賞

史上6頭目の三冠牝馬、デアリングタクト。三冠馬コントレイルと同世代の三冠牝馬でありながら、デアリングタクトもコントレイル同様、青鹿毛馬なのです。

2021年のジャパンカップでは、コントレイルと史上初となる「三冠青鹿毛馬対決」を実現。コントレイルに先着を許してしまいましたが、古馬や牡馬相手でも戦える強さをデアリングタクトは証明しました。

デアリングタクトは2021年の「最強牝馬」になれるか?

アーモンドアイ引退後の2021年、現役最強牝馬にふさわしい競走馬は実にたくさんいます。最強短距離馬グランアレグリア、2020年のグランプリ二冠馬クロノジェネシスを筆頭に、レイパパレやラッキーライラック。ラヴズオンリーユーも強い牝馬です。

デアリングタクトはコントレイルが苦手としていた重馬場の阪神コースを勝利していますし、レシステンシアやウインマリリンに勝っての牝馬三冠デアリングタクトは2021年も、強い競馬をファンに見せてくれることに間違いありません。

コントレイル最大のライバルになるのか? ディープボンド

キズナ
ゼフィランサス
馬主 前田晋二
調教師 大久保龍志(栗東)
馬名意味 深い絆
2020年の重賞勝鞍 京都新聞杯(GⅡ)

コントレイルと同じ青鹿毛馬で同じ勝負服のディープボンドは2020年、レース中にコントレイルのやや前方に位置取りすることが多かったことで「コントレイルのアシスト」と呼ばれていました。

しかし2021年、「三冠馬」コントレイルと「アシスト」と呼ばれたディープボンドの立場は逆転するかもしれません。ディープボンド陣営はコントレイルが諦めた凱旋門賞に出走する予定を発表したのです。

2021年、ディープボンドとコントレイルの立場は逆転する!?

ディープボンドは2021年の初戦こそ中山金杯で惨敗し、中山コースとの相性の悪さを露呈してしまいました。しかし次走の阪神大賞典を圧勝。阪神競馬場で行われた天皇賞(春)でも1番人気2着と好走し、緩い馬場での適性を証明しました。

特に「コントレイル同世代最大のライバル」と見られていたアリストテレスに「コントレイルのアシスト」と呼ばれていたディープボンドが、2レース連続で先着している点は軽視できません。

2021年、海外路線で戦うディープボンドが国内路線を歩むコントレイルと直接対決する機会は無くなるのかもしれません。しかしディープボンドが日本競馬界悲願の凱旋門賞制覇を果たせば、三冠馬コントレイルの権威性を超える瞬間がくることとなります。

ダート王者を目指す「青鹿毛のファラオ」 ダノンファラオ

American Pharoah
クリスプ
馬主 (株)ダノックス
調教師 矢作芳人(栗東)
馬名意味 冠名+父名
2020年のGⅠ勝鞍 ジャパンダートダービー(大井 JpnⅠ)

2020年のジャパンダートダービー。「日本一の3歳ダート馬」を決めるGⅠレースで勝利したのは単勝1.1倍の1番人気カフェファラオではなく、6番人気の青鹿毛馬ダノンファラオでした。2021年のダート界はカフェファラオ、ワイドファラオ、そして青鹿毛馬のダノンファラオによる「3強ファラオ対決」で盛り上がることでしょう。

2020年の東京大賞典、東京大賞典と同コースのジャパンダートダービーを勝ったダノンファラオは2番人気に推されました。しかし結果は12着。勝ち負けを繰り返す戦績から、ダノンファラオには「ダークホース」のイメージが持たれています。

2021年の3月、ダノンファラオは船橋GⅡレースのダイオライト記念に勝利。2400mのダート重賞を勝ち切るスタミナを武器に、ダート界の王者を目指して突き進むことでしょう。

最強の「ファラオ対決」を制する競走馬はダノンファラオ?

2016年、種牡馬としての活動を始めたアメリカ三冠馬のアメリカンファラオ(American Pharoah)は、初年度から活躍馬を何頭も輩出します。日本でも父名の一部「ファラオ」を受け継ぐ競走馬が何頭も出現しました。

JRAに登録している2017年生まれのアメリカンファラオ産駒は13頭ですが、13頭中3頭に父名の一部「ファラオ」が含まれています。カフェファラオ、サトノファラオ、そしてダノンファラオの3頭です。

一方、アメリカンファラオ産駒でなくとも「砂の王者」といったイメージの強い「ファラオ」はダート路線で活躍している競走馬に多く含まれている馬名、と考えられます。船橋GⅠレースのかしわ記念を勝ったワイドファラオはヘニーヒューズ産駒です。

ダノンファラオ、カフェファラオ、ワイドファラオ、サトノファラオ、スズカファラオ、ローズファラオ……と、この先いくつもの「ファラオ対決」が見られるかもしれませんね。

障害レース次期王者の最有力候補? スマートアペックス 

ハーツクライ
スマートムービー
馬主 大川徹
調教師 浅見秀一(栗東)
馬名意味 冠名+極致
2020年の重賞勝鞍 無し

5頭目にご紹介する「コントレイル世代注目の青鹿毛馬」は、障害レースを舞台に活躍中の、スマートアペックス

3歳時から障害レースへと舞台を移し、着実に経験を積み重ねているスマートアペックスは重賞タイトルこそ持っていませんが、高齢馬が活躍する障害レース界で奮闘する若武者として、注目されています。

2021年5月、スマートアペックスは障害GⅡレースの京都ハイジャンプで単勝1.9倍の1番人気に推されました。結果は3着でしたが、レースごとに伸びしろを感じさせるスマートアペックスの走りは見逃せません。

2021年、障害レース界での世代交代は果たせるか?

2021年5月現在、障害レース界は「絶対王者」オジュウチョウサンからメイショウダッサイへと王者交代を許したように見えます。しかし世代交代を果たしたとはいえ、10歳馬のオジュウチョウサンに対し、メイショウダッサイも8歳の高齢馬です。

平地と障害の両方で重賞勝ちを経験している、成績上昇中のタガノエスプレッソも9歳。まだ4歳と若い、スマートアペックスの将来に期待するファンはたくさんいます。

「障害レース界次期王者候補」だったシングンマイケルは2020年、レース中の心臓発作が原因で命を落としました。スマートアペックスに限らず、過酷なレースで戦う競走馬と騎手には無事にレースを完走することを祈るばかりです。