厳選日記

【鳥海山】二ノ滝氷柱&一ノ滝氷柱スノーシュートレッキング!!【日記 第45回】

冬の鳥海山を代表する観光地

冬の鳥海山といえば、一番に「二ノ滝氷柱(にのたきつらら)」が思い浮かびます。

鳥海山に限らず、冬山は思い立ってすぐに登れるものではありません。

冬になると、やはり気軽に登れるコースは限られてきます。

「二ノ滝氷柱」は鳥海山のスノーシュートレッキングとしては筆頭に上げられているコース。

地元では毎週のように登り、週ごとに二ノ滝氷柱の写真撮影をする人もいるようですよ!!

二ノ滝氷柱も一週間の天気で形が変わりますからね。

二ノ滝氷柱と一ノ滝氷柱

今回は二人組での山行でした。

自家用車は胴腹滝駐車場の少し先、バリケード前の路肩に駐車させてもらいます。

駐車のときはヘアピンカーブに設けられた「Uターンスペース」を活用し、車の向きを変えましょう。

くれぐれも「胴腹滝駐車場」「Uターンスペース」に駐車しないよう、注意してください!!

車両がUターンできなければバックで山道を下りるはめになってしまいますからね!!

車道終点でスノーシューを着用!!

車道の除雪されているエリアの終点に駐車し、除雪されていない車道を歩く「二ノ滝氷柱」のメインコースを楽しみましょう。


足跡が多ければ、スノーシューなどの「かんじき」が無くても進めるコース。しかしやはりスノーシューがあるとサクサク進みます。

車道終点~一ノ滝駐車場までの所要時間

車道終点から一ノ滝駐車場までは、のんびり歩いても1時間半ほど。ランニングをきっかけに知り合った我々2人組は、1時間5分で到着しました。

普通ならこのまま二ノ滝氷柱に向かうのですが、私は「一ノ滝氷柱」に寄ってから向かいます。

二ノ滝氷柱を見て帰るだけなら4時間以内のコース。

もう少しボリュームが欲しいときは「一ノ滝氷柱」も見に行くことにしていますが、リスクが高いので一般的には推奨されていません。

「一ノ滝氷柱」の画像は我々が命がけで?撮影してきました!!

まずは、記事に張り付けられた画像から「一ノ滝氷柱」をお楽しみください!!

一ノ滝氷柱の撮影は命がけ!?


一ノ滝展望台は45°くらいの急な階段を「降りた」先という、変わった場所にあります。

冬の一ノ滝展望台は手すりの高さまで雪がビッシリと詰まっていて、崖下に滑落するリスクがあるというわけですね。

安全に一ノ滝展望台まで降り「一ノ滝氷柱」を見たい場合は、ピッケル、ロープ、アイゼンが必要です。

我々は道具を使わず写真撮影してきましたが、はっきりいって後悔しています……。

身体能力に頼らないとたどり着けない場所へ無理に行ったわけでしたからね。

「一ノ滝氷柱」は二ノ滝氷柱と比べ、氷柱とは言いにくいものですが、なかなかのレアな画像だと思っています!!

戻りは約45°の斜面を登るわけなので、「戻れなくなったらどうしよう……」といった不安はありました。

なるべく手すり付近の雪を蹴って崩し、手すりの上はつかまず、手すりの横をつかみます。

手すりに足がひっかかるようにし、枝をつかんでよじ登っていきました。

やはり、ある程度の身体能力がないとクリアできないような場面かもしれませんね。

「一ノ滝氷柱」は階段を下りなくても見ることができますので、現地で無理はしないでくださいね!!

二ノ滝氷柱と違い「一ノ滝氷柱」は周囲に人はいません。何か起きたとき、非常に危険です!!

いよいよ、二ノ滝氷柱へ


「一ノ滝氷柱」を見に行ってからは一ノ滝駐車場に戻り、そのまま二ノ滝氷柱に向かいます。

私がお世話になっている「吹浦山部」の隊列と一緒に二ノ滝へ。

無事、二ノ滝氷柱にたどりつきました。


氷柱はでき上がっていましたけど水が流れている部分もあり、完全ではありません。

初めて二ノ滝氷柱を見に行ったのは高校山岳部のときで、水の音が聴こえないくらいの完全な氷柱に圧倒されましたね~。

当時の写真、どこかにあるかな……。

久々の湯沸かしで、ミス連発!!


吹浦山部との集合写真撮影に参加し、二ノ滝氷柱の真ん前でお湯を沸かしました。

しかし、久々に外でお湯を沸かそうとした私は失敗をしてしまいます。

普段から山で「湯を沸かす」ということをしない私は食器を忘れてしまい、持参のガスカートリッジも夏用でした。

しかも、持ってきたカップラーメンは麺の堅いタイプ……。

私は「雪山の風物詩」である「芯の残ったカップラーメン」を、一気に食べました。


ウィンナーソーセージを頂いた私は、ここぞとばかりに「『山と食欲と私』レシピ」の代表格「欲張りウィンナー麺」を享受します。


山から下りたあとも「欲張りウィンナー麺」、食べたくなってしまいますね!!

ごちそうさまでした!!

二ノ滝氷柱からの帰り道はラクラク!!

二ノ滝氷柱を間近で見たあとは、スノーシューで一気にスタート地点へと戻ります。

胴腹の車道終点から9時半にスタートして、二ノ滝氷柱に到着した時刻は正午過ぎ。

二ノ滝氷柱からの帰りは13時過ぎで、車道終点に到着したのは14時過ぎでした。

二ノ滝氷柱は私にとっても久々の山登りだったので、いろいろ装備の面で反省がありましたが。


「一ノ滝氷柱」を見に行くとき、ピッケルが活躍してくれます!!

「一ノ滝氷柱」を見に行きたいときは……


二ノ滝氷柱へのトレッキングはスノートレッキングの中でも比較的安全で、冬の鳥海山を代表する観光地といってもよいでしょう。

ただ、「一ノ滝氷柱」を見に行くときは十分に注意して下さい。私は夏の「二ノ滝遊歩道」を何度も歩いて道を覚えていたので、多少慣れていただけです。

山ではどのようなときも言えることですが、少しでも「恐い」と感じたら、すぐに撤退しましょうね!!

今回に記事も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!